歯科医院に通う理由は、痛み(虫歯や歯槽膿漏)が原因で、通院するのがほとんどではないでしょうか。
本来、『虫歯(齲蝕)』・『歯槽膿漏(歯周炎)』は、歯磨き不足による細菌の感染症です。普段の歯磨きが良好であれば発生しない病気です。しかし、100点の歯磨きが難しいのも事実です。(歯科医師である私も含めて‥)
そこで、日常の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。痛みがでて歯科医院に行くのではなく、痛みがでないような口腔環境を構築するために歯科医院を活用しませんか。
私自身、今日に至るまで、大学病院で『歯の見栄えを良くしたい患者さん』・『痛みがでた患者さん』・『歯を失った患者さん』に対して様々な治療を行ってきました。治療による効果も実感することが出来ました(「見栄えが良くなった」・「入れ歯ではなくインプラントにして良かった」等)。
治療技術は向上して、症状が出た患者さんのニーズに沿えるようになってきています。しかし、これまでの臨床経験から、症状が出ないような患者さんのお口の状態を維持していくことの重要性を実感しています。
そこで、本院では、「最小限の介入:MI(Minimal Intervention)」を基本方針として、【患者さんの負担 対 治療効果】を実践していきたいと考えています。患者さんの負担とは、治療時間(日数×時間)・治療に対する身体的負担・治療費用です。
患者さんの負担に対して、治療効果を考慮して、治療方針を提示していくことをモットーとします。
あらい歯科医院 院長
院長経歴
平成16年 |
大阪歯科大学卒業 |
平成20年 |
大阪歯科大学大学院 歯学研究科 博士課程修了 |
平成25年 |
大阪歯科大学大学院 歯学研究科
口腔インプラント学 講師 |
平成26年 |
京都大学大学院 医学研究科 客員研究員 |
平成27年 |
大阪歯科大学大学院 歯学研究科
口腔インプラント学 准教授 |
資格
- (公社)日本口腔インプラント学会専門医
- (一社)日本口腔リハビリテーション学会認定医
論文
- Murata T, Arai K, Kashiwagi K, Baba S. Relationship between the number of occlusal supporting and medical cost: analysis using large claims database from employee health care insurance in Japan. JHEOR. 2020;7(1):1-9.
- Teranishi Y, Arai K, Baba S. Cost-Utility Analysis of Molar Single Implant Versus Fixed Dental Prosthesis. Int J Prosthodont. 2019 Jan/Feb;32(1):75-81. doi: 10.11607/ijp.6040.
- . Nagahisa K, Arai K, Baba S. Study on Oral Health-Related Quality of Life in Patients After Dental Implant Treatment with Patient-Reported Outcome. Int J Oral Maxillofac Implants. 2018 Sep/Oct;33(5):1141-1148. doi: 10.11607/jomi.6496.
- Arai K, Kawakami K, Teranishi Y, Murata T, Tanaka S, Baba S. Cost-effectiveness of molar single-implant versus fixed dental prosthesis. BMC Oral Health. 2018 Aug 20;18(1):141.
- Chen H, Tanaka S, Arai K, Yoshida S, Kawakami K. Insufficient Sleep and Incidence of Dental Caries in Deciduous Teeth among Children in Japan: A Population-Based Cohort Study. The Journal of Pediatrics, https://doi.org/10.1016/j.jpeds.2018.03.033
- Kanehira Y, Arai k, kanehira T, Nagahisa K and Baba S. Oral Health-Related Quality of Life in Patients with implant treatment. The Journal of Advanced Prosthodontics, 2017;9:476-481.
- 新井是宣,金平裕久美,大草亘孝,寺西祐輝,Lim Su Tien,宮内雄平,福富健介,竹内聖太郎,馬場俊輔,田中昭男,川添堯彬.歯学部学士試験の合格要因に関する探索的研究 -判別分析を用いた解析-.歯科医学,2017;80(2):67-73.
- Nagahisa K, Arai K, and Baba S. An examination of the cumulative survival rate of narrow-diameter dental implants in the mandibular molar region: a retrospective cohort study. Dental, Oral Craniofacial Research, 2017; 4(1): 1-6.
- Mori Y, Yotsui Y, Arai k, Baba S and Shimizutani K. Reliability of distance measurements in CBCT images. Journal of Osaka Dental University, 2016; 50(2): 111-116.
- Zhao X, Qiao S, Shi J, Uemura N, Arai K, Lai H. Evaluation of the clinical and aestheticoutcomes of Straumann® Standard Plus implants supported single crowns
placed in non-augmented healed sites in the anterior maxilla: a 5–8 years
etrospective study. Clinical Oral Implants Research, 2016;27(1)106-112.
- rai K, Takeda Y, Mori Y, Terauchi R, Furumori T, Tanaka S, Miyake T, Baba S, Kawazoe T. Analysis of factors associated with maintenance discontinuation in implant patients. SpringerPlus, 2015;4:767-771.
発表
- 咬合支持域数と医科医療費の関連性について:健康保険組合の大規模レセプトデータ解析.村田達教,新井是宣,柏木宏介,馬場俊輔.日本臨床疫学会 第3回年次学術大会 2019.9.28 福岡市.
- 永久景那,新井是宣,馬場俊輔.患者報告型アウトカムを用いた インプラント治療後患者の口腔関連 QOL についての研究.第47回 公益社団法人 日本口腔インプラント学会・学術大会 2017.9.23 仙台市.
- 永久景那,新井是宣,馬場俊輔.下顎大臼歯部における細径インプラント累積残存率の検討:後ろ向きコホート研究.公益社団法人日本口腔インプラント学会第36回近畿・北陸支部学術大会 2016.12.18 富山市.
- 寺西祐輝,,村田達教,新井是宣,馬場俊輔.マルコフコホートによる臼歯部中間1歯欠損補綴治療の予後推定についての検討. 公益社団法人日本口腔インプラント学会第36回近畿・北陸支部学術大会 2016.12.18 富山市.
- 新井是宣,寺内理恵,上村直也,馬場俊輔 .臼歯部インプラント治療の費用効果研究.第23回日本歯科医学会総会 2016.10.23 福岡市.
- 永久景那, 寺西祐輝, 武田吉裕, 金平裕久美, 新井是宣, 馬場俊輔, 川添堯彬.口腔関連QOL値に対するネガティブ要因の探索について. 第46回 公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会 2016.9.17 名古屋市.
- 榎本温子, 寺西祐輝, 永久景那, 金平裕久美, 新井是宣, 馬場俊輔, 川添堯彬.インプラント治療患者における咀嚼と発音の改善に影響する因子の探索. 第46回 公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会 2016.9.17 名古屋市.
- 西川紘甲, 寺西祐輝, 永久景那, 武田吉裕, 金平裕久美, 新井是宣, 馬場俊輔, 川添堯彬.インプラント治療患者における治療後の不具合に影響する因子の探索. 第46回 公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会 2016.9.17 名古屋市.
- 寺西祐輝, 村田達教, 寺内理恵, 新井是宣, 馬場俊輔, 川添堯彬.臼歯部インプラント治療の費用効果分析. 第46回 公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会 2016.9.17 名古屋市
- 伊谷美咲,横瀬麻衣子,重本 舞,遠藤聡子,高田橋美幸,寺西祐輝,新井是宣,馬場俊輔.口腔清掃指導により行動変容されない患者背景因子の解明. 第46回 公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会 2016.9.17 名古屋市.
- 金平裕久美,新井是宣,寺西祐輝,武田吉裕,田中昭男,馬場俊輔,川添堯彬.歯学部卒業試験の結果とストレス対処能力との関連についての検討.第35回 日本歯科医学教育学会総会および学術大会 2016.7.2 大阪市.